【介護福祉士必読!】同僚や上司と利用者の情報を共有する際に気をつける3つの事

情報の共有は介護職以外にも横の繋がりで、各職種とも大切に連携していかないといけません。

また、介護職内でも同僚や上司と利用者の情報を共有することで、ひとりの利用者に対して抜かりなくケアをすることになります。

今回は、介護職が上下関係のなかで情報を共有するために、必ず気を付けておきたいポイントを3つご紹介します。

監査や給付管理に関わる書類作成が目的??

どの職種であれ、監査や給付管理に関わる書類の作成は必須です。現場でいくら完璧な支援をしていても、それに対する記録が残っていなければ、認めてくれない場合があります。

セールスマンなら売り上金額として、数字が出るので一目瞭然ですが、介護という仕事は、実績が数字になって現れるものではありません。その分自分が行なってきた記録が必要なのです。

しかし、その記録をするための介護になっている場合もあるようです。例えば、監査で確認される書類は膨大な量ですよね!?排泄チェック表、入浴確認表、レクリエーション支援やクラブ活動の記録など・・・。

監査で指摘されることを防ぐために、記録重視になってしまい、それに伴った介護支援内容になっているのか、疑問が残る場合もあります。

介護職が一丸となり、ケアプランを遂行するために情報の共有が必要なことは言うまでもありませんね!?

アセスメントの実施、サービス支援、モニタリング等、どの段階においても一人の利用者に対して共有の認識を持っておくことが必要です。

初回アセスメントは後々変化する!

例えば特別養護老人ホームに新規で利用者が入所する場合、事前の情報がありますよね!?

それは、実際にその施設で生活して得られた情報でなく、以前の場所での生活の状態を含めた情報であり、情報通りに入所した施設でも同じように過ごすとは限りません。

事前の情報を得るのは介護職でない場合もあると思いますが、情報は情報として参考程度に考えておかないと、トラブルに原因にもなってしまいます。

施設に入所してからも、すぐにアセスメントを実施すると思います。しかし、月日経過し環境に慣れたり、身体状況の変化で状態はどんどん変化します。

初回アセスメントが終わった後も、介護職でその利用者を観察しながら、変化があればその都度アセスメントする必要があるのです。

勿論、そのアセスメントした情報を他の職種と共有することによって、益々チームケアの絆は深まるでしょう!

リーダーを中心に上下の連携も気を付けて!

介護職の中には核となる人物がいると思います。役職名はそれぞれで違うと思いますが、主任、リーダーなどで呼ばれることが多いと思います。その人物を中心としたケアを行う必要があります。

特に、入職して間もないスタッフは利用者の十分な情報の把握もできません。また、個々の利用者が抱えているリスクも分からないでしょう。

介護の現場で、リスクマネジメントは重要であり、もし事故が発生してもその被害を最小限に抑える努力は必要です。そんな時、頼りになるのが先輩です!!

利用者の生活歴、家族構成、ADL(日常生活動作)などは勿論、どんな場面でどのような危険性があるのか、リスクのことも把握していると思います。新しく入職したスタッフが知らない情報も先輩や上司からの情報収集を行い、自分の介護に反映させていく必要があります。

まとめ

介護の現場では横の連携も大切ですが、情報を共有するという意味では、同じ介護職の間で同僚や上司との情報の共有も大切なのです。

介護の現場で、介護職の最大のメリットは、人数が多いことです。ひとりで悩んでいる問題や課題も、多くの介護職でフォローすることもできます!

これは、他の職種ではなかなかできない事なのです。介護職のメリットを最大限に活用して
利用者を支援していくようにしましょう!

 

介護福祉ライター:そらぞう
・介護職ひとすじ20年。現場で使える介護技術、介護保険制度やケアプラン、高齢者福祉の知識に自信あり。
・お仕事/ケアマネージャー&ライター 趣味/散歩 最近気になる事/陶芸

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