保育士・幼稚園教諭の業務内容は、子どもと遊ぶだけで良いと思われていることもよくあります。
実際にはただ遊んでいるだけではなく、その背景には様々な考えがあったり、子どもと関わる以外にもいろいろな業務があったりします。今回は、保育園・幼稚園に就職したら行う業務を紹介します。
施設の清掃・安全確認をする。
子どもが生活をする場所は、清潔で安全でなければいけません。毎日、子どもが帰ったあとに、隅から隅まで清掃をします。
子どもが生活する場は、教室だけでなく、トイレや園庭もあります。清掃をしながら、危険なものが落ちてないか、危ない箇所はないかも確認します。
私が実習で言っていた園は、毎日の清掃業務の中に、砂場のチェックや消毒もありました。又、就職試験で清掃があるところもあります。それほど、清掃や安全点検は大切ということです。
指導計画を立てる。
ただただ、毎日子供と遊んでいるわけではなく子どもが豊かに成長できるために育所保育指針・幼稚園教育要領にそって指導計画をたてます。
新人のころは、慣れない業務で、上司から何度もダメ出しされ何枚も書くこともよくある話です。私の勤めた園では、毎日の指導計画を事細かく考えなければいけなかったので、A4の紙10枚になることもよくありました。
それを毎日書くのでその時はつらかったですが、実際に保育をする上では大切なもので指導計画があるだけで保育がしやすかったです。
特に新人は、子どもの思いもよらない行動に慌ててしまうので計画を立てながら子どもの行動を予測しておくことで保育を落ち着いて進めていくことができます。
ピアノを弾く。
これは、園にもよるとは思いますが大体毎日歌を歌うのでピアノを弾くことが日課です。中には苦手な先生もいるので夜遅くまで残って練習をしている先生もいました。
私の知り合いの先生は、休みの日にピアノ教室へ通い園で弾く曲を教えてもらっていました。ですが、中には、CDで歌う園もあるのでこれは、園によって変わってくることとは思います。
壁面画や教材をつくる。
明るい雰囲気づくりの一つとして、壁面画の掲示があります。季節によって変えたり、行事によってかえたりするので製作も頻繁にあります。
また、保育は視覚をつかっておこなうことが多いため、子どもが見てわかるように視覚教材を作ることが多いです。
歌を一つ歌うにしても、言葉だけではイメージがつきにくいため、歌の歌詞が理解できるような視覚教材を作ったり、製作活動にしても子どもは、0から何かを作るのはなかなか難しいので作りやすいように教材を作っておいたりします。
成長記録をつける。
子供の成長の記録として保育経過記録や指導要録を書かなければいけません。これは、子供の成長を保育士が把握するためでもありますが、次年度の引継ぎに向けての大事な資料となります。
子どもがいるときに書くことができないため、保育終了後の業務となってきます。一人担任の場合は一人で全員分書かなければいけないのでとても大変な業務です。
まだまだたくさんの業務がありますが、表からは見えないところの業務を中心に紹介しました。こんなこともするんだ!というものも他にもありますが、全ては子どものための業務。
卒なくこなしていきたいものです。新人の保育士・幼稚園の先生は、たくさんの業務に驚くとは思いますが知っているだけで心構えができるので周りの先生に聞いてみるのもよいかもしれません。
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