前回、私や周りの保育士が遭遇したモンスターペアレントについて綴りました。驚いた方も少なくはないのではないかと思います。
こんな話ばかり聞くと、保育士の仕事って大変なことが多すぎない!?なんて思う方もいると思いますが、しっかり対処していけば乗り越えていけるものです。
今回は、モンスターペアレントの対処法を紹介しますね。
相手の話を最後まで聞く
保護者の話をひとまず全部聞きましょう。モンスターペアレントになってしまう原因の一つとして育児の悩みを誰にも相談できずにいることがあげられます。
まずは保護者の気持ちを聞き出すことで不満が軽減され気持ちが落ち着くこともあります。
聞くときには、しっかりと相槌を打ち、自分の言い分は言わずに聞くことに徹しましょう。
言い分を言いたい気持ちもわかりますが、保護者の気持ちを逆上させる恐れもあるので、まずは聞くことが大事です。
「できること」「できないこと」を明確にしておく
これは、ほかの職員間で話し合う必要があります。何ができて、何ができないのか、その線引きはどこなのか、というのを決めておくことがあります。
でないと、一人の判断で保護者の要求をのんでしまうと、その子だけという特例を作ってしまい、他の保護者からの不満や反感をかうことになります。
先生それぞれで判断が違うと保護者も困惑してしまうので、職員全体で事例を話し合い、統一することが大事です。
保護者の言うことすべてに謝罪はしない
相手の迫力に負けて、謝ってしまいがちですが、そうしてしまうと更に、過大な要求をしてくる場合もあり、これはあとから事がこじれることもあるので気を付けましょう。
本当に謝罪すべきことはしっかり頭を下げて謝罪をします。その際には、「〇〇の件では、大変申し訳ありませんでした。」などと何に対して謝罪をしているのかをはっきりさせて謝罪をしましょう。
そうすることで保護者も園側がこれは許してくれるけどこれはダメなのだと理解してもらえます。
どうしても対処が難しい時には第3者に同席してもらう
1対1で話しているとなかなか話がまとまらなかったり、気持ちも参ったりしてしまいます。そういうときは第3者(先輩や主任など)に同席をしてもらいましょう。一人の時よりも心強く、落ち着いて対処できるでしょう。
まとめ
以上4つのポイントを紹介しました。いろいろな事例があり、対処はそれぞれですが、どの保護者も子どものことを思って言ってくるのは同じです。
その保護者の気持ちを受け止めながら誠心誠意対応することが大事です。そして、一人で悩まず周りに相談をして園全体として対応していきましょう。
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