保育士になって対応にあたふたしてしまうのが子どもの喧嘩です。
この対応で良いのかな?とどのタイミングで仲裁に入ろうか?と悩む保育士も多いと思います。
私も新人の頃は毎日どこかで起こる喧嘩にこれでよいのか?と悩んだものです。
今回は、ケース別、喧嘩の対応の仕方を紹介します。
おもちゃの取り合い
同じおもちゃが2つあってもお友達の持っているおもちゃの方を欲しくなり、喧嘩が始まるケースはよくあります。
まずは、話を聞いてあげることからから始めましょう。
「どうしたの?」や、まだ話せない子は「お友達のおもちゃが欲しくなったの?」などと気持ちを代弁してあげるようにします。
すると話を聞いてもらっているうちに気持ちが落ち着くこともあります。
それでも駄目なら、違うものやほかのことに目を向けさせるのも一つの手です。
又、話が分かる子であれば、お友達もそのおもちゃが好きで遊んでいることを話し、時間がたってからもう一度貸してもらおうと提案してみても良いと思います。
手を出してしまった
まだ言葉でうまく伝えられない子は、手が言葉よりも先に出てしまうことが良くあります。
中には噛んだりする子もいます。そんな時は、一方的に叱るのではなくじっくり話を聞いてあげましょう。
そして、たたくのではなくどうするべきだったか伝えましょう。
また、叩かれた子の表情や姿に目を向けられるような言葉がけをして叩かれた方の気持ちがわかるようにしてあげましょう。
同じことが何度もあるかもしれませんが繰り返し対応していくことが大事です。すると次第に言葉で言えるようになります。
取っ組み合いになったら
この場合は見守るのではなく、まずは怪我や事故につながる可能性が高いのですぐに仲裁に入りましょう。
そして、お互いの気持ちを落ち着けてから話を聞いていき解決へと導いていきましょう。
口喧嘩の場合
口げんかの場合は、危険がなければ見守ります。
子どもなりにお互いの言い分があって、子ども同士で折り合いをつける場合もよくあります。
しかし、あまりにもひどい言い方をしていたり一方的な姿が見られたりした時には助け舟を出してあげましょう。
子ども同士の口喧嘩は見ていて、成長を感じることが多いですよ。
子ども同士の喧嘩は、見守りすぎるのも干渉しすぎるのもよくないために対応が難しいですよね。
基本は、見守り大きな喧嘩に発展した時には仲裁に入りましょう。
そして、最後は必ず仲直りをするようにしましょう。
喧嘩は、子どもの社会性を成長させるのに大切な場面です。見守りながら、必要に応じて助け舟を出しましょう。