ベテラン保育士が教える!春・夏・秋・冬のイベントと季節による保育のポイントまとめ!

子どもに季節を感じさせることを大切なことです。季節を五感で感じることで、より健やかに成長できます。

季節ごとの行事やイベントを基に今月の保育は何をしようか?どんなことをしたら楽しめるのか考えていきましょう。

今回は、季節ごとのイベントや保育のポイントをまとめてみました。

春(4月~6月)

4月…入園式・始業式・健康診断・家庭訪問・昭和の日・全国交通安全運動

5月…憲法記念の日・みどりの日・子どもの日・母の日・春の遠足・身体測定・保護者会・(運動会)

6月…衣替え・虫歯予防デー・時の記念日・父の日・梅雨・保育参観  など...

入園・進級して、やっと園になれたと思ったら、ゴールデンウィークの長期休暇で逆戻りする子も出てきます。

しかし、5月半ばを過ぎる頃には、落ち着きを取り戻してくるので、焦らずその子のペースに合わせてゆっくり過ごせるようにしてあげましょう。

春の風やポカポカ陽気を感じながら、散歩をしたり、花がきれいな季節なのでお花を見たりするのもよいと思いますよ。

梅雨に入ると外で遊べなくなります。雨を観察したり、雨のお散歩もしてみたりしてもよいですね。

夏(7月~9月)

7月…七夕・海の日・プール開き・終業式

8月…夏祭り・個人面談・お盆

9月…始業式・防災の日・敬老の日・秋分の日・お月見・全国交通安全運動 など...

雨の時期を過ごし、外で遊べず室内あそびに飽きた子どもたちも梅雨が明けると夏空の下で体をいっぱい動かして遊ぶことともいます。

気温も高くなり、水遊び・プールあそびがとても気持ち良い季節です。安全対策を万全にして取り組みましょう。

おうちではできないボディペインティングもこの季節ならではあそびなので取り入れてみると良いでしょう。

また、この時期は食中毒や伝染病(ヘルパンギーナやプール熱など)など衛生面の注意が必要です。

そして、乳幼児は特に暑さによる体温調節がまだうまくないので十分に配慮してあげましょう。こまめに水分補給も促してあげてください。

秋(10月~12月)

10月…衣替え・体育の日・運動会・秋の遠足

11月…文化の日・七五三・勤労感謝の日・保育参観日

12月…発表会・天皇誕生日・クリスマス・年越し  など...

秋も深まり、過ごしやすくなりますが夏の疲れが出やすい時期です。

体調管理には注意してあげましょう。運動会や遠足など子どもにとって楽しい行事が沢山あるこの時期です。

11月に入ると木の葉も色づき、どんぐり拾いもできますね。そんな、秋の自然を使った製作活動も楽しいですよ。

秋の高い空の下で自然と触れ合いながら遊びたいものです。1日の中でも気温の差が激しくなってくるので、衣服の調節も配慮しましょう。

冬(1月~3月)

1月…正月・始業式・成人の日・もちつき

2月…節分・マラソン大会・建国記念の日・作品展

3月…ひな祭り・お別れ会・1日入園・春分の日・修了式・卒園式  など...

寒い季節に突入です。しかし、“子供は風の子”という言葉があるように寒い中でも子どもは外で遊びたがります。

元気な体を作るためにも、晴れの日にはできるだけ戸外あそびに誘いましょう。

じっとしていると寒いので、鬼ごっこなどの体を動かすあそびが良いですよ。

風邪やインフルエンザのシーズンでもあります。手洗いうがい、咳エチケットなど徹底し、予防につとめましょう。1年の締めくくりの時期でもあります。

子どもが成長を実感できるような保育や友達との思い出もたくさん作れるような保育を取り入れていきましょう。作品展や修了式、卒園式などの機会に保護者と子どもの成長を喜び合いたいものですね。

以上、季節ごとの保育のポイントをまとめてみました。季節を感じながら楽しく過ごしていけるよう保育計画を考えていきましょう。

 

保育ライター:うさママ
・元幼稚園教諭。現在は保育関係のライターとして活動中。2児の母。5年間保育園、7年間幼稚園で働いた経験あり。
保育や子育ての知識に自信あり。現在子育てで保育士は休業中。
・お仕事/保育ライター 趣味/子育て 最近気になる事/オートミール