保育施設に就職する際に、どんな園かあらかじめ調べる人が今は多いでしょう。
我が子を入所させるのに情報を集めるママたちも、よく目にすると思います。ホームページやパンフレットに必ず書いてあるのが、その園の特色がわかる「方針」です。
これはどの園にも必ずあります。新人保育士だと、よく理解できなかったりすることが、多々あると思います。
今回は、そんな園の方針についていくつかまとめてみました。
園の方針はそれぞれ違う
どの園も必ず「方針」があります。方針は、わかりやすく言うと「どんな事に力を入れて保育をしているか」ということです。
例えば、「食育に力を入れている」「運動遊びを充実させている」「宗教の教えを説いている」など、それぞれです。また、地域によって出来る保育内容も異なることがありますから、北海道と沖縄では違った方針があることもあります。
英語に力を入れていたり、海外との交流が盛んな地域では英語遊びのカリキュラムが豊富なところもあります。
子ども達にどのようになってほしいのか、どのような成長を遂げて卒園を迎えてほしいのか、という願いが園の方針には詰まっています。
保育者の身なりや言動にも気を付ける
園の方針に賛同し、保護者はその園を選んで我が子を預けます。
たくさんの不安があるなかで、やはり先生を信頼できないのが保護者にとってはつらいのです。一見関係ないように感じますが、保育士の身なりなども「この園に預けて大丈夫だったのか」と保護者の不安を煽ることがあります。
例えば、身のまわりのことを自分でできるように、という方針なのに、保育士がズボンの腰から下着が見えている、髪の毛を結ばずだらしなく見える、爪が長い、などはちょっと違うかな、と不安を感じても仕方がありませんよね。
保育士も方針を理解し、子ども達のお手本となる大人を目指していかなければなりません。
自分の保育方針は、園の方針と保護者の願いを考慮する
担任を持つと、こう保育したい!こんなことをやりたい!とたくさん浮かんでくると思います。
意欲があるのはとても良いのですが、必ず園の方針をまずは意識して、それに背かない保育をしましょう。また、保護者のニーズにこたえるのも保育士の役割でもあります。
すべて完璧に答えるのは難しいですが、信頼関係を築いていき、そういったことを踏まえて自分の保育方針を考えましょう。
まとめ
保護者は園の方針を見て入所させたい施設を決めます。園の方針はどの園も必ずある大切なもので、「子どもへの願い」が込められています。
まずは、園の方針をしっかり理解することが大切です。また、園の方針を子ども達に保育を通して伝えるのは、まず子どものお手本となることも重要な仕事です。
身なりや言動には気を配りましょう。自分の保育内容も、方針や保護者のニーズに応えられるよう考えていけるといいですね。
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