なるべくなら、叱らず優しい先生で居たいですよね。
しかし、優しくするばかりでは子どもは、育ちません。
子どもを叱ることができるのは、保護者も保育士も子どもに愛情があるからです。
信頼関係が築けていればためらう必要はないです。
今回は保育士誰もが必ず行う「叱る」についてのポイントを紹介します。
叱るときは毅然とした態度で。
子どもだって、叱られないとわかればどんどん言うことを聞かなくなります。
してはいけないことは、しっかりと伝えましょう。
その時に、目線を子どもに合わせ真剣な表情で伝えたいことをしっかりと伝えることが大事です。
笑顔で話したいところですが、叱るときには表情は真剣な顔で伝えなければ子どももダメなことがわからなくなります。
簡潔に話しましょう。
いつまでもだらだらと話すのは禁物です。
子どもの集中力は短いため、長く話してしまうと時間だけがかかって子どもは何を叱られているのか忘れてしまいます。
どうしてそれをしてはいけないのかというのを簡潔にわかりやすく子どもに伝えることとが大事です。
叱ると怒るは違います。
叱るときについ、感情的になって大きな声で怒鳴りがちになってしまいますが、叱ると怒るは違います。
「叱る」は相手のために強く言うこと「怒る」は、自分の感情を相手にぶつけることです。
感情的になって怒ると子どもは恐怖心が先に立ち、話の内容が記憶に残りません。
冷静な態度で、なぜしてはいけないのかを教える姿勢でいきましょう。
子ども自身が反省できる機会を作ってあげることが大切です。
子どもが忘れないうちに話しましょう。
叱るときには、時間が経ってだと子どもの記憶は曖昧になります。
年長となると少しは時間がたっても大丈夫ですが、年齢が低くなるとその時に叱らないと後から言っても何を叱られているのかわかりません。
場面を見極めて叱らなければいけないときには躊躇せずその時に話しましょう。
フォローはしっかりと。
叱った後のフォローは何よりも大切なことです。
突き放したり、叱ったまま家に帰したりしないようにしましょう。
私も子どもを叱った後は二人だけでスキンシップをとりながら「先生は〇〇君が大好きだから、立派なお兄さんになってほしくて叱ったんだよ。」などと気持ちを話すことを大切にしていました。
「先生は自分のために言ってくれたんだ。」と子どもが思えると良いですね。
以上叱るときのポイントを紹介しました。
叱る理由は自分の言うことを聞かないから・・・ではなく「危険なことを教える」「相手のことを思いやる気持ちを育む」「注意や反省を促す」などの心の成長に大切なことです。
愛情をもって叱れば心にも伝わりますし、関係はもっと深くなります。
タイミングや伝え方は難しいですが恐れずにぶつかっていきましょう。