子どもは、発想力が豊かで、好奇心が旺盛ですよね。
身体が発達し、物をつかめ始めると自分からいろいろなものに関わろうとします。
紙を握ったり、丸めたり、破いたりから始まり、製作活動へつながったり、ぐるぐるとお絵描きをすることで描くことへの興味へとつながっていったりします。
そんな今回は、子どもの発想力を育てる創作あそびのポイントを紹介します。
素材あそびを取り入れよう。
紙を丸めたり、破ったりする遊びなら0歳児からでもできます。
新聞紙などは特に薄いので小さい子でも破りやすく扱いやすいですね。
いろいろな素材に触らせてみましょう。新聞紙1枚でもたくさんの遊びに発展できます。
いろいろな素材に触らせてみましょう。新聞紙1枚でもたくさんの遊びに発展できます。
丸めてボールを作ったり、破る音が好きなので豪快に破って遊んだり、小さくちぎって雪に見立てて遊んだり・・・遊び方はたくさん!!
子どもたちと一緒に保育士も楽しんでくださいね。
言葉がけで広げよう。
何かを描き始めたら、「ぐるぐる~」「いろいろな色で綺麗だね!」などと言葉がけをしましょう。
そうすることで、創作活動への意欲へとつながります。
低年齢児は何かを描くというよりは、書くことを楽しんでいます。
まだ自分で何かを描くというのは難しいため、そこにつなげていくためにも、描いているときに何か見えてきたら「これ、〇〇みたいだね!」などと言葉がけをしていきましょう。
言葉がけ一つでイメージを膨らませることができたり、遊びが広がったりしますよ。
正解はありません。
一番大切なことは、子どもが楽しんでのびのびと作ることです。
綺麗に作ることや完成品にこだわり、あれこれ口を出さないようにしましょう。
子どもが楽しんで作ったものは完璧な作品ですよ。
更に、作ったものに一工夫で加えてあげることで更に素敵な作品になります。
例えば、牛乳パックにシール貼りをしたら、その子の写真を貼り、ペン立てとして完成することでその後も使える作品となりますね。
子どもの思いやイメージを保護者に伝えましょう。
大人から見て子どもの描いたもの、造ったものがわからないこともありますが、子どもにとってはイメージを膨らませて一生懸命描いた作品です。
保育者は、子どもが造っている間に子どもの気持ちを聞いたり、子どものつぶやきをメモしたりしておくと、保護者にも伝えやすくなります。
又、活動中の写真を添えて掲載すると一生懸命活動に取り組んだ様子が保護者にも伝わります。
そうすることで、保護者は子どもの作品を認め子どもの自信と次なる創作活動への意欲へとつながりますね。
子どもの想像力は「無限大」です。「作品を作る」ということにとらわれず子どもの主体性を大切にしのびのびと楽しんで取り組めるようにしましょう。
子どもから生まれたものならば、それは立派な作品です。保護者もそれがわかれば、とても喜んでもらえると思います。