直接利用者に関わる以外の業務として、ベッドメイキングがあります。
ベッドのシーツを綺麗にセッティングするのですが、慣れないうちは簡単ではありません。
また、このベッドメイキングは介護の基本中の基本なので、迅速に綺麗に行なえるように十分な練習が必要なのです。
準備物を事前に揃えて迅速に
ベッドメイキングに必要な物品ってすぐに分かりますか?
利用者の居室に入った時点で、全ての必要物品が揃った状態でなければなりません。
ベッドメイキングをはじめてしまったら、最小限の行動範囲で作業を行なわないと、時間ばかりが過ぎて、利用者を待たせてしまいます。
準備物はしっかり揃えてからベッドメイキングをしましょう!
シーツのシワは厳禁
シーツをマットレスに敷くのは簡単なことだと思っていませんか?
実は、利用者に立場になって考えれば、簡単なことではありません。
シーツのシワの部分が肌に当たると、不快に感じるだけではなく、褥瘡の原因になるのです。
褥瘡は摩擦によって引き起こす可能性が高いため、シワをなくす事は見栄えのことだけではなく、身体的な配慮の観点からも大切なことなのです。
腰を痛めないように
ベッドの高さは利用者によって違いますよね?
低いベッドもあれば、高いベッドもあります。
しかし、そのままの状態でベッドメイキングをするのではなく、自分の慎重に合わせる必要があります。
目安としては、自分の腰の高さより若干低いぐらいに調整して実施しましょう。自分の身体は自分で守ることも大切です。
使用済みのシーツは丁寧に扱う
ベッドメイキングを急ぐあまり、使用済みのシーツを雑に扱うことはありませんか?
雑に扱うと、シーツに落ちた皮膚のカスが舞い上がり室内が不潔になります。
居室内を清潔に保つことは大前提ですので、シーツに落ちた皮膚のカスが舞い上がらないように、シーツは中に織り込むように包んでいくようにします。
ベテラン介護士でも出来ていない人が多いので、最初のうちにしっかり習慣付けておく必要がありますね!
まとめ
介護の専門学校では、まずベッドメイキングについて徹底的に訓練します。
時間を計り、的確に要領よく綺麗に仕上げられるようにします。
確かに、作業的な意味合いをもつかもしれませんが、それを使うのは利用者ですので相手の立場に実施する必要があります。
今回ご紹介したことは最低限守らないといけないことです。
ベッドメイキングに慣れるためには、現場で回数をこなして先輩からアドバイスを受けて成長していって下さいね!