1歳児クラスの初めのころは、人見知りする子も少なくありません。
これは、発達に伴い見知らぬ人に不安を示すようになってきます。しかし、これは、愛着が発達してきた証拠でもあります。
子どもは、ストレートに感情を表すので、近づいただけで泣かれたりすることで心が折れてしまいがちですがそこは試練の場です。とは言うものの、少しでも早く慣れてほしいものですよね。
今回は、「人見知り」をする子供と仲良くなるためのポイントを紹介します。
泣かれても明るく笑顔で。
子どもは、敏感です。保育士が好かれたい!なついてほしい!という思いで、オドオドしながら無理に近づいていくと子どもはそれを察します。
明るく、泣かれても笑顔でいつか慣れてくれると信じ声をかけていきましょう。必ずいつかは慣れてくれます。
根気よく関わりましょう。
保育士が、自分を守ってくれる存在と分かれば子どもは安心して近づいてきます。
人見知りされるからと、自分になついている子ばかり関わっていても、人見知りをすることの距離は近づきません。
避けず、しつこすぎず自然体で声をかけていきましょう。いつも笑顔で接し続ければ子どもは徐々に受け入れてくれます。
子どもの姿をよく観察しましょう。
その子の好きなことや興味のあることを知る努力をしましょう。
そして、その子の喜びそうなあそびや楽しい環境を作っておくことで「楽しそう。自分も仲間にやりたい!」と関心を示して近づいてくることもあります。
又、その子が近づいてこなくても他の子どもとその遊びを楽しくしているとその姿を見て安心して、近づいてくることもあります。
関心を示した時がチャンスです。優しく声をかけてみましょう。
先輩保育士に協力してもらいましょう。
持ち上がりの保育士は、子どもとの関係を築けています。
その先生に相談をして、協力してもらうのも良いと思います。その先生と楽しそうに話しているだけで、警戒心がなくなることもあります。
又、先輩保育士から、「〇〇先生が△△ちゃんと遊びたいって言っていたよ。」「〇〇先生が△△ちゃんを呼んでいたよ。」などと言ってもらうと信頼している先生が言うなら・・・と安心する子もいます。先輩に相談してみましょう。
人見知りはずっと続くわけではないので安心してくださいね。その子を見守り続け、避けずにいればいつか走って胸に飛び込んでくる日がやってきます。そんな日を楽しみに自然に関わりましょう。その時は、しっかりと受け止めてあげましょう。