楽しい時間の後に必ずあるのが片付け。
できればやりたくないというのが、子どもたちの本音です。
正直大人も片付けが好きではない人もいると思います。
次の活動もあるし・・・「急いで!」「片付けしなさい!」と言いたくなるところですがここは、保育士の工夫で楽しい片付けの時間にしちゃいましょう。
0歳児
0歳児でも片付けはできます。とは言っても、種類別に分けるなどの高度なことはまだ難しいですよね。
まずは、元の場所に戻すということを遊びにしちゃいます。
例えば、クマのぬいぐるみの片付ける箱に片付けさせたい・・・そんな時は「くまさんが、おうちに帰りたいんだって。」「クマさんおうちに帰ろう♪」などとクマと会話をし、その後に節をつけて歌うだけで「お片付けあそび」が成立します。
これをするためには、普段から、片付ける場所を決めておくことが大事です。
1~2歳児
少しずつ、種類というものがわかってきます。
それをうまく利用し、仲間集めあそびをしながら片付ける方法があります。
ブロック、ままごと、積み木のおもちゃが出ているとします。「赤い箱にはブロック、黄色い箱には、おままごと、青い箱には積み木を入れてね!」と伝え、各箱を離して置いておきます。
そして、箱には、ブロック、ままごと、積み木の絵を表示しておきましょう。
ここで、悩んでいる子がいたら、自分で考えて仲間集めができるように声をかけてあげましょう。自分でできたことが自信につながり楽しさを感じます。
3歳~
お約束などがわかってくる時期から有効なのが、パペットを使ったお片付けです。
片付けの前にパペットを使って、片付けの仕方や注意を人形劇のように伝えます。
そして、片付け中もパペットを見えるとこに置いておくか、保育士が手に着けて「お片付けできるか、見ているよ。」などとパペットに意識をもたせるとやる気も持続します。
他には、片付けが好きな子も中にいるので、その子に「かっこいいね!」「かっこいいね!!」などと褒めると他の子も刺激されて片付けの意欲が高まります。
大げさなくらいに褒めるのがポイントです!
片付けが、次のことをするための準備ということがわかれば、尚更やる気もアップします。
毎日の流れの中で自然の片付けが終わったら楽しいことが待っているというのがわかるような保育案を組んでいきましょう。
あとは、保育士の言葉がけや関わり方次第で変わります。
くれぐれも、子どもの自立の手助けをするのが保育士の役割ですので、保育士がやってしまうことはないようにしましょう。