子どもたちを保育するにあたって、必ず作成しなければいけないものが「指導計画」です。
意外と知られていないのですが、保育士は指導計画があって、それに基づいて保育を進めていきます。特に新人保育士には難しく、理解するのも大変なこともあるかと思います。
少しずつコツをつかんで、ベテラン保育士はあまり時間をかけずに作成できます。今回はそんな指導計画についてまとめてみました。
指導計画とは何か
そもそも指導計画とは何でしょうか。聞き慣れない人もいると思いますが、「日案」「週案」「月案」といった単語だとわかる人もいるでしょう。
これは、その日の保育で子ども達にどんなことを経験させたいのか、どんなことを感じてほしいのか、などを考えて活動を計画するものです。
園によって立て方は異なることがありますが、これは新人でもベテランでも必ず作成してから保育をします。
子どもの様子を見て作成する
時期や季節、その時のクラスの様子に合わせた「ねらい」と「内容」を考えていきます。
例えば、新年度始まって間もない時は「ねらい 新しいクラスと先生に慣れ親しむ」「内容 ゲーム遊びやお弁当の時間を通して周囲との関わりを持つ」などになります。
その時期の子ども達の興味や行事によって変わっていくので、子ども達の様子をしっかり見ていくことが指導計画作成の大きな鍵になります。
わからない時は保育雑誌を参考にする
新人だと、どんなねらいを立てたらいいのか、言葉遣いは会っているのか、などわからないことがたくさんあるでしょう。
そういった時は、保育雑誌を参考に文章を考えてもいいと思います。「保育とカリキュラム」や「ノッコ」など、文章作成の見本が多く掲載されている保育雑誌に、指導経過の手本も書いてあります。
すべて雑誌通りにするのはあまりにも露骨ですが、自分の書きたいことに似ていると思った文章は参考にすることができます。言葉遣いや表現も勉強になるのでおすすめですよ。
まとめ
指導計画は、保育に欠かせない大切なものです。これがなければ保育ができないくらいの重要なものですから、日々大事に作成することで保育も自然と丁寧になっていくでしょう。
新人だと作るのに時間もかかるでしょうし、言葉が浮かばず悩む事もあると思います。子ども達の様子を考え、何を経験しどんなことを感じて欲しいのかを、計画してあげましょう。
保育士の思いをぜひ計画して保育してあげてください。わからなければ、保育雑誌を参考にしてもいいと思います。保育士の願いを指導計画に載せて、楽しい保育をたくさんしてあげてくださいね。
コメントを残す