様々なことができるようになってくる6ヶ月から1歳3か月の時期。
運動面に大きな成長が見られるこの頃の子どもの特徴を保育のポイントをまとめてみました。ここでは、運動面・心の面・食事の面に分けて紹介しますね。
運動面の成長の特徴とポイント
自分で座ることができ初め、次第にハイハイが上手になります。そして、つかまり立ちができるようになり歩けるようになります。
周囲のものに興味が高まり、自分の意志でいろいろな所へ向かおうとします。また、自由に手がつがえるようになるので手あたり次第触っていきます。
→自分で動きたいという気持ちを大切にしてあげましょう。好きなおもちゃを少し離れたところに置いてみたり、いろいろなおもちゃを置いて好きなおもちゃを選べるようにしてあげたりするとよいです。
この頃は、動けるようになっても、まだまだ不安定です。しかし、なんでも危ないからと阻止してしまっては育つものも育ちません。動いても危険がないよう、部屋の角などには、コーナーガードなどをつけるなどして安全面に十分配慮しましょう。
心の成長の特徴とポイント
周りの身近な人のことが良く分かるようになります。愛情たっぷりのかかわりがその子とのつながりを強くし、愛着が深まっていきます。ですので、後追いが始める子もいます。又、知らない人を拒み、人見知りをするようになります。
大人があやすと喜んだり、それに応えようとしたりします。更に、身近な大人に自分の欲求や思いを今まで泣くしか伝えられませんでしたが、身振りや発声で伝えようとします。
そして、大人の言っている簡単な言葉「マンマ(ごはん)、いる?」「おむつ変えようね。」などが少しずつ分かるようになります。
→人見知りも成長の一環なので、無理やり慣れさせようとはせず、一緒に遊んだり声をこまめにかけたりし一緒に過ごす時間を増やしていきましょう。
自分の欲求を様々な形で伝えようとします。私がご飯を食べているときにもっと食べたかったらお椀をたたく子もいれば、もう食べたくないときにはスプーンを投げたりする子もいます。
言葉が出ないので、仕方ないです。叱るのではなく、「まだ食べたいんだね。お代わり食べようね。」「もう、お腹いっぱいだね。
ご馳走様しようね。」などと子どもの伝えたい欲求を言葉にして受け止めてあげましょう。それが、言語の習得につながるとともにコミュニケーション能力の発達にもつながります。
食事の面での子どもの特徴と保育のポイント
離乳が始まってきます。すりつぶしの食事から徐々に形のあるものへと変わっていく時期です。食べ物に親しみながら、噛んだり飲み込んだりできるようになっていきます。
→まずは、食に親しむことが大切です。食べなくても、無理に食べさせることなく楽しみながら食べることのできる工夫をしましょう。
食べなくてもまだ完全に離乳をしているわけでもないことが多いので、そこまで心配せず、まずは食を楽しめるようにすることが大切です。
3つに分けて、成長の特徴と保育のポイントを紹介しました。ここで紹介しているのは、一般的な姿で、子供の成長はその子それぞれなので必ずしもそうでなければならないというわけではないです。ハイハイせずに歩きだす子もたくさんいます。その子その子の成長を大切にしてあげてくださいね。
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