保育士の仕事と言えば、子どもと保育だけではなく保護者との関わりも大きな仕事の一つです。
できるだけ、保護者とのトラブルは避けていきたいですよね。ですが、起こってしまうのが現実です。どうして起こってしまうのか・・・。
それは、保育士「大勢の子どもがみんな大切」保護者「大切な我が子」という考え方や、保育士「まだまだ見習い」保護者「お金を払っているのだからしっかりとした保育」と言う考え方の違い・・・。など保育士と保護者との考え方の違いがあげられます。今回は、保護者との起こりやすいトラブルと解決法を紹介します。
子ども体調不良時のお迎えを拒否
子どもの体調が悪いときは、その子どももつらいですし何か感染症の場合は集団感染にもつながる可能性もあるので、保護者の方にお迎えをお願いすることがあります。
入園したての子は、菌にまだ弱いのですぐ熱が出る子も多いです。ですが、電話をしても「忙しいから無理です。」「ほかに行ける人がいないので難しいです。」などと拒否さえることも。
保護者によっては忙しくイライラしている方もいるので怒鳴られることもあります。
そんな保護者には、まず電話をするときに保護者も仕事で忙しいという状況を配慮しながらお話をし、子どもの状況や今、園で流行している病気があればそれを伝えたり、病院にいち早くいくこと勧めたりし、なぜ迎えに来てもらわなければいけないのかを理解してもらいましょう。
又、入園児に何度以上の熱でお迎えをお願いする旨をしっかりと伝えておくことでトラブルも少なくなるでしょう。
お迎えの時間を守らない保護者
保護者の仕事が忙しく、お迎えの時間をすぎてもお迎えに来ない・・・ということもよくあります。さらに、遅くなるという連絡のない保護者もいます。
働きながら子育てをしている保護者のサポートをしているので、もちろん保護者の仕事の状況などは理解しています。しかしだからと言って、時間を守らないというのは違いますよね。
ましてや、他の保護者は時間を守っているのにこの保護者だけ遅れるのを許してしまうのは絶対にいけません。遅れた保護者に延長料金のお話をすると「数分なのだからよいでしょ!!」と怒る方もいます。
そんな時には、まず園の方針を明確にしておく必要があります。お迎えに遅れた場合何分までは待つのか?1分でも遅れたら延長料金が発生するのか?というのを話し合っておきましょう。
そして、入園時には、その旨を書いた手紙と説明をしっかりしておきましょう。それでも、怒る保護者もいますがそこは「お忙しいのはわかるのですが、園の規則なので。」と保護者の気持ちを汲み取りながらも毅然とした態度で対応しましょう。
一人許してしまうと不公平となり、他の保護者のとのトラブルになりかねません。
まとめ
以上、保育士と保護者との起こりやすいトラブルと解決法を紹介しました。
解決には、何よりも前提に「保護者との信頼関係」を築くことが大切です。保護者との信頼関係を築くには日々のコミュニケーションです。
どんな些細なことでもよいです。お迎えに来た時に連絡帳だけではなく言葉で「〇〇君、今日はこんなことしていましたよ。」「△△ちゃん、こんなことができるようになりましたよ。」などと成長や様子を伝えていきましょう。
そうすると、保護者はうちの子をちゃんと見てくれているんだと思い、信頼関係が深まっていきますよ。
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