毎日の保育は本当にあわただしく、意識して子ども達の表情や様子を見ていかなければいけません。
様々な関わりがある中でも、やはり子ども達には「楽しい」と思いながら生活してほしいですよね。
保育で忙しい時間といえば、やはり食事でしょう。準備や援助、掃除など保育士にとっては忙しく大変な時間でもあります。
そんな時間を楽しく、よりよい時間にするにはどのようにしたら良いのでしょうか?そんな悩みの解決ポイントをご紹介します!
「楽しい時間」を感じてもらう
まず一番大切なのは、食事は楽しい時間だということを、子ども達に感じてもらうことです。
よく食育という言葉を耳にすることがあるでしょう、食育は、子ども達が元気で健康に発達するために必要な栄養を、食を通じて得ることをいいます。
そんな食育を、園生活を通して保育士はたくさん食べる喜びを教えてあげてほしいです。特に集団生活ならではの「みんなと食べるとおいしい・楽しい」と子どもが思えるような関わりができるといいですよね。
食を通して会話する
食事の時間におしゃべりが多くなったり、なかなか箸が進まず時間がかかりすぎてしまう、などといった悩みは、おそらくどの保育士も経験したことがあると思います。
そういった時に早く食べなさい、といった急かす言葉を多くかけてしまうと、子どもの食べる意欲はどんどん減ってしまいます。
食べる時間が楽しいと思えるように、保育士が子どもの輪に入って会話を広げることで食を進められるようになることもあります。
「このかぼちゃ甘くておいしいね!」「これは何味のコロッケだろう?」など、食事に関心が向くような言葉がけをしてあげましょう。目の前にあるメニューを話題にすると、子ども達は興味を持ち食べすすめられることが多くあります。
食事が苦手な子にも満足感を
子ども達の中には、食が細い、偏食が多い、アレルギーが多く別メニューになる、などの子もいるでしょう。
みんなで食べることに苦手意識を持っている子も少なくありません。そういった子にも、みんなで食べる楽しさを感じてもらうために、満足感を与えて挙げられる言葉がけをしてあげたらいいですね。
一口でも挑戦を促し、出来たらたくさん褒める、食が細い子は少なめに配膳し完食できたら褒めるなどして、食事の嬉しさや楽しさを感じさせてあげましょう。
まとめ
園生活での食事は、友だちや先生と本当に楽しい時間です。子ども達がその楽しさを充分に感じられるよう、保育士は工夫してあげましょう。
食を通してたくさん会話したり、苦手意識がある子にはあらかじめ配慮してあげたりと、みんなが楽しめる時間づくりをしてあげたいですね。
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