朝から長いと夜まで子どもと共に過ごし、時には保護者よりも子どもが起きている間は長い時間を一緒に過ごす保育士。
これだけの時間を一緒に長く過ごしていると、毎日本当にいろんなことが起こります。
子ども達の成長や、友だち・保育士との信頼関係が築かれていく様子も見られ、保育士としてもやりがいを感じるところです。
そんな子どもと密な関係だからこそ、時には「しかる」ことも大切です。
しかり方や怒るとの違いがわからないという人必見!心に響くしかり方をまとめてみました。
「しかる」と「おこる」の違い
よく、しかるとおこるの違いがわからないという人がいます。一見同じようなものですから、違いを考えることも少ないかもしれません。
しかし、これらは同じように見えて別物で、特に保育士は意識して「しかる」を選ばなければいけません。
「おこる」というのは、イライラや腹が立つ気持ちを感情のままにぶつけることです。どこか子どもに対して負の感情が混ざってしまうことが多いでしょう。
それに比べて「しかる」は、なぜよくないのかを冷静に伝え、子どもに理解してもらうための手段です。
子どもがそれを悪いと認識し、次に繋げるためのステップが「しかる」なのです。
しかるときは簡潔にはっきり伝える
子どもに対してしかる時に、だらだら話しても肝心な意図が伝わらないことが多いです。
子どもに対しては、短くはっきり伝えてあげるようにしましょう。
そして、子どもの表情や言葉をしっかり観察し、子ども自身が理解できているのかを見極めるのもしかる上で大切なことです。
謝っても理解しているとは限らない
よく、しかった後に子どもに謝ることを促したり、子ども自身に謝り癖があって「ごめんね」をすることがあります。
しかし、反射的に謝ったとしても、それがなぜ悪かったのかはわからないままの子も実は多いです。繰り返し伝えていくしかありませんが、謝らせるのはそんなに重要ではないこともあります。
謝ればそれでいい、と子どもが勘違いしないよう、場を見極めるのも保育士の腕の見せ所です。
まとめ
「しかる」というのは、保育士も子どももとてもエネルギーを使います。
なかなか他人の子をしかるのは難しく、若手であればあるほど試行錯誤しながらしかり方を探しているのではないでしょうか。
「おこる」ではなく、子どもに理解してもらえるように「しかる」を意識すること、簡潔にはっきり伝えること、なんでも謝らせることはなるべく避けることを頭に入れて保育してみましょう。
きっと子ども達の心に伝わってくれると思いますよ。
コメントを残す