保育施設には、だいたい0~5歳児までが入所しています。
年齢ごとにクラス分けされる「横割り保育」が保育園では一般的です。保育士になったら、いろんな年齢の子と一年間たくさんの時間を共有していくでしょう。
そんな中でも、手がかかるほど可愛い年齢1・2歳児には、どのように接していけばいいのでしょうか。ポイントをいくつかまとめてみました!
怪我に充分気を付ける
1・2歳児は自我が芽生え、自分のやりたいことやこうしたいという気持ちが出てきます。
まだ言葉でうまく気持ちを伝えられない年齢ですから、友だちに手が出てしまうのが一番多い年齢です。保育の中でも、子ども達同士のトラブルでよく悩む事が多いのではないでしょうか。
基本的には、朝と同じ状態で保護者と共に降園させるように、というのはどこの園でも意識していると思います。
子ども同士の関わりをしっかりと見てあげて、ひっかきやかみつきが出そうなら止めてあげなければいけません。
もし怪我が発生したら、必ず同じクラスの保育士や上司に経緯と状態を説明しましょう。降園時に保護者にしっかり説明する必要があります。
言葉がけで安心させてあげる
1・2歳児は、弟や妹が生まれる年齢でもあり、心が不安定になることがあります。大人が感じるより、子どもはしっかり理解していることが多いです。
大人同士の会話からも、いろんなことを感じ取っています。不安を感じている子には、やさしく抱きしめてあげてください。まだまだ大人のぬくもりが恋しく、全身で愛情を受けたい時期です。
生活リズムを安定させよう
この年齢になると、活動時間や昼食、午睡がほぼ安定し、決まった時間にすすめることが多くなります。
言葉をぐっと吸収する時期でもありますから、「おはよう」や「いただきます」など、生活習慣に必要な挨拶などは、保育士が積極的に声をかけてあげましょう。
テーブルを拭く、おやつのお皿を片付ける、など、簡単なお手伝いも心身の発達にとても良いといわれています。
やりたがったら、危ないこと以外はやらせてあげて、みんなで順番にするという習慣に繋げていくのもいいですね。
まとめ
自我が芽生え、まだ言葉で気持ちを表現するのは難しい1・2歳児にとっては、保育施設は友だちや先生との関わりを学ぶ大切な場です。
どうしてもお友達を噛んだりひっかいたりというトラブルはよくあります。ただ、怪我がないように保護者にお返しできるよう、なるべく止めてあげましょう。
自我が芽生える分、不安になることも多くある年齢ですから、抱きしめてたくさん愛情を注いであげて下さい。たどたどしい言葉が出てきて可愛い1・2歳児、ぜひ保育を楽しんでくださいね!
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