親は、自分の子どもがかわいくてとても大切です。ゆえに、周りが見えなくなり理不尽なことを園に言ってくることも少なからずあります。今回は私や周りの保育士が遭遇したモンスターペアレントのことを綴ってみます。
絶対に子どもに怪我をさせないで!
子どもは、身体を動かして遊ぶのが大好きです。園庭を走り回ってこけてしまうことは日常茶飯事です。ですが、ある保護者からうちの子に怪我はさせないでほしいと言われました。
私の園では体育の時間がありましたが、それにも怪我をしては困るから見学させてほしいと言われました。
理由は、子どもがバレエとピアノを習っているので怪我してしまうと練習ができなかったり、演奏に支障が出たりしてしまうとからとのことでした。
もちろん、危険なことがないよう見ていますが、鬼ごっこをして転んでしまうことなどを防ぐのは難しいです。しかし、お友達が楽しそうに遊んでいる中その子だけに「外で遊ばないでね。」「体育は見ておいてね。」なんて可哀そうで言えないので本当に困りました。
この保護者には、危険なことはないように見ておくが、走ってこけるのを防ぐのは難しいこと。そして、体育の時間を設けてある理由を伝えました。
そして、子どもはこけたら痛い、友だちが助けてくれるなどの様々な経験をしながら成長していくので温かい目で見守ってほしいというお願いをしました。
自分の子だけ好きなコップを持たせてほしい!
私の園では、給食で使うコップは園で決まったものがありました。ですが、そのコップは使いたくないと子どもが言うので好きなキャラクターのものを持たせます。とキャラクターのコップを持ってきた子がいました。
他の子だって好きなキャラクターはいるけど、園の決まりとして決まったコップを使っているので一人だけ許可するということはできません。その旨を伝えると「みんな好きなコップにしたらよい。」というようなことを言われました。
きっとおうちでその子は好きなコップを使いたいと泣いたり叫んだりして保護者の方も手に負えなかったのかもしれません。
ですが、決まりは決まりです。決まりを守るというのも一つの大事な学びの一つです。
その保護者には、園でもその子に話して園のコップを使うように話していきますので、そのかわりにお家では好きなコップを使い、園では決まったコップを使うようにお話してみてください。とお願いをしました。
以上、私や周りの保育士が遭遇したモンスターペアレントを綴ってみました。
保育士は、いろんな経験をしながら、成長していくのでいろいろな実例を知っておきいろいろなことを乗り越えていきましょう。
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